とまとのつぶやき。

酸いも甘いも備忘録。

離婚をしたい夫の想い。

 

夫が出張から帰ってきた。

 

しかしいつものように『おかえり』と言っても、

返事は返ってこず、 夫と出会ってから始めて無視をされた。

 

あぁ、学生時代に無視とかってあったけど、

好きな人から無視されるって こんなにも心臓がギュッとなり、 苦しいものなんだな…とふと思った。

 

ご飯温めるね。

・・・。やっぱり離婚したい。 職場の先輩にも相談した。

 

再び夫の口から出た 離婚 というワードに、胸が騒いだ。

 

出張でお互いに少し時間も距離も置くことで、

またいつものように仲直りができるだろうと 考えていた私はひどく動揺した。

そして、なぜ職場の先輩に相談をしたのかもわからずにいた。

 

結婚式したくないって話から、どうして離婚になるの?

別に結婚式したくないっていうのは話し合いの一貫だった。
その時に父親に電話するように煽っただろ。それが全ての原因。
結婚式を楽しみにしていた父親に結婚式をやめると言わせたことでもう無理になった。

でも結婚式やめるって言ったのはA夫だよね?

そうだよ。でも父親に電話するよう煽ったのはそっちだろ。

 

そして、そこから夫から私に対するこれまでの不満が告げられた。

 

実は半年前から私に対して

・休日に家でゆっくりしたいのに出かけようと言ってくる。

・ダイエットしているのにお菓子を買ってくる。

・仕事の愚痴を言ってくる。

上記のような不満が募っていたとのことだった。

 

実際は、

・休日に出かけると言っても一駅向こうの駅に買い物に行くくらいで、

遠出はほぼしていないし、夫の買い物に付き合うこともあったし、

夫も1人でパチンコをしに行ったりゆっくり過ごしていた。

・自分用のお菓子を買っても夫が見つけて食べていた。

同棲する前から 職場の話や愚痴は聞いてもらっていたので、

今更?という気持ちが拭えなかった。

 

後から思えば、離婚するために取ってつけた理由のように思えるけれど、

その時の私は離婚を告げられたことにひどく動揺して、

言い返すこともできずに、夫に対して謝り続けていた。

 

嫌な思いさせたならごめん。 お義父さんのことも傷つけたならごめん、私直接謝るから。

もう遅い。何より俺がもう無理。

 

その夜から苦しい日々の始まりだった。

 

離婚をしたいと言われた翌日。

 

夫から結婚式をやめたいと言われ、

そして言い合いのうちに

離婚をしたいと言われた金曜日の夜。

 

その翌日から世間は3連休だった。

しかし、夫は出張の予定があり、

2泊3日の出張へ出発をした。

 

私はその時もまだ、

夫が出張から戻ってきた時には

お互い少し時間を置くことで

また元の2人に戻れると思っていた。

 

私は1人の休日を過ごしている間、

料理の作り置きをしたり、

結婚式で使うリングピローを作っていた。

作っている間はとても幸せな気持ちでいれた。

 

あっという間に3連休は過ぎ、

夫が出張から帰ってきた。

 

おかえり。ご飯温めるね。

・・・・・。

 

返事は無かった。

 

(まさか、無視された?)

 

当たり前だけれど、夫と付き合って以来、

無視をされたのは初めてだった私は 大きな衝撃を受けていた。

 

 

夫から結婚式をやめたいと言われた日のこと。4

 

 

あれから、暫く言い合いが続いていた。

 

とにかく夫の意見では、

あんなに結婚式を楽しみにしていた父親に

結婚式をやめると言って傷つけてしまったことが

とてもショックだったとのことだった。

 

私は結婚式を楽しみにしていたのは、

私も同じだし、何より結婚式をやめたいと

言ってきたのは夫だったため、

腑に落ちない感情があった。

 

しかし夫から離婚をしたいと言われたことに

大きな衝撃を受けていたため、

これ以上刺激したくなかった。

 

何より夫が好きだったし、

離婚なんて夢にも思ったことがなかった。

 

いつものように仲直りがしたいという

気持ちが勝っていたため何も言えず、

私は夫にただ謝ることしかできなかった。

 

 

お義父さんに私から連絡して謝るよ。
私と喧嘩していて思わず言ってしまったっていったらお義父さんも許してくれると思うから。

いや、いい。もう、俺の気持ちが無理だから。

6年間ずっと一緒にいたのに、こんなことで終わっちゃうの?

崩れる時なんてあっという間だよ。

 

夫の携帯にはお義父さんやお義姉さんから

連絡が届いているようだった。

 

次の日、夫は仕事だったため、

とりあえず今日は休もうという話になり、 私たちは眠りについた。

同じベットで眠っている時、 夫の温もりを感じながら、

いつも感じていたこの温もりが 無くなってしまうのだろうか。

そんなことを思うと、とてもこわくなった。

 

そして、今夜の喧嘩を振り返って、

何度も喧嘩する前に戻りたいと願った。

 

後悔の念とこれからの不安で、

私は段々と自分を責めてしまうようになっていった。

 

夫から結婚式をやめたいと言われた日のこと。3

 

夫から『離婚をしたい』という言葉がでて、 私はとても怖くなった。

どうしてこうなったんだろう。

 

夫が離婚をしたい理由。

 

夫が言うには、義父に結婚式をやめると告げた瞬間、

糸が切れてしまった。

そしてこれから私とはもうやっていけないと思ったとのことだった。

 

確かに自ら義父に結婚式をやめると伝えると言ったものの、

別に本当にやめる気はなかった。

ただの言い合いのつもりだった。(いつもの喧嘩のつもり)

 

だけど、とまと(私)が煽って電話をさせて、

結婚式を楽しみにしていたお義父さんに

結婚式をやめると言い、傷つけてしまったことで 全てが終わった。

 

とのことだった。

そこからは、夫の私に対する不満が どんどん溢れ出てきた。

 

 

夫から結婚式をやめたいと言われた日のこと。2

 

ヒートアップする2人。

 

家族やみんなも既に宿泊先とか準備して楽しみにしてくれていたのに。悲しいよ。

別に2人の問題だろ。

結婚式は2人だけのことじゃないよ。
自分の家族にもやめるって言えるの?

うん。言えるよ

じゃぁ、言ったら?電話したらいいよ。

そんな会話が続き、

夫がお父さんに電話をかける。

しかし繋がらず、そのまま電話を切る。

 

明日話すわ。

少しの間、無言が続く。

その時、お義父さんから折り返しの電話がきた。

 

夫が電話に出て

結婚式やめるから。

そうお義父さんに告げた。

 

そして、その電話を切った後、

終わった・・・。 もう無理、離婚したい。

と、呟いた。

 

彼の口から出た離婚という言葉に

思わず固まってしまった。

 

いつも喧嘩をしても翌日には仲直りをしていた。

心の中ではいつものように、

きっと明日になれば仲直りができると思っていた。

 

そして、夫婦になってからは、 余計にその思いが強くなっていたと思う。

どんなことがあってもずっと一緒に居られる。

乗り越えていけるんだと思っていた。

 

そんな思いが全て崩れ去った日だった。

 

 

夫から結婚式をやめたいと言われた日のこと。

 

結婚式をやめたい

 

夫からそのように言われたのは、

結婚式まで3ヶ月を切った金曜日の夜だった。

 

 

急にどうしたの?

仕事で忙しいのに結婚式準備までするの疲れた。

打合せの日にち変えよっか?
みんな楽しみにしていたのに悲しむよ。

 

夫は無言になった。

 

夫が言うには、仕事が思ったより忙しく、

結婚式のことを考えるのもしんどいから、

もう中止にしてしまいたいということだった。

 

その頃の結婚式準備といえば

夫は義家族の宿泊についてどうするかを 義家族とやり取りをしていたのみで

その他についてはノータッチだった。

 

なので結婚式の準備に疲れたと言われたことに、

少し引っかかりを覚えていた。

そして、何より悲しかった。

 

今思えばもっと冷静になれたらな…と思うけれども、

結婚式まで3ヶ月切った時期にこのようなことを言われて、

段々と感情的になっていってしまった。

 

もう2ヶ月後だよ?じゃぁ家族に言う?結婚式やめるって。

いいよ。言うよ。

 

そこからはお互いがヒートアップをして、

話し合いはどんどん拗れていった。

 

 

 

2人が終わった日。

 

ある金曜日の夜。

 

私は残業で帰るのが遅くなった。

 

今日は疲れたし、料理するの面倒だなぁ。

そんなことを思った私は、

 

夫に

『今日、外食にしない?』

と連絡をしたら、

 

夫から

「嫌だ、ジムへ行く」

と返事がきた。

 

残念だなぁと思いつつ、

最近忙しい日が続いていたからか

気づいたら眠ってしまっていた。

 

そうするとドアがガチャっと音をして、

夫が帰ってきたことに気づいた。

 

 

おかえり。

 

その少し後に、

 

あのさ、結婚式やめたい。

 

と夫が言った。

 

え…。どういうこと?

 

私は思わぬ言葉に固まった。

 

そして、ここからが地獄の始まりだった。